シン・Ryuseiは今日も雨を呼ぶ

札幌銭湯スタンプラリーに再挑戦しているのでその記録だったり他多数

【中央区】伏見温泉_200216【33/38】

私はお風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。適温のお湯も好きだ。水風呂が好きだ。サウナが好きだ。電気風呂も好きだ。愛想のいいカウンターの接客が好きだ。深い浴槽が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。

 

いよいよ33湯目となりました。今回は中央区に進軍いたします。

ドニチカきっぷを使って行くのですが、さらに今回は市電に乗り換えてお風呂を目指します。

 

市電の料金は、一律200円ととてもわかりやすいです。SuicaSAPICAKitacaも全部使える有能です。以前に広島に行ったときとか茨城に行ったときは、現地の交通系ICカードしか使えず涙をのんだことがありますが、札幌ではみんな使えます。ご安心ください。

 

市電に乗って「西線16条」というところで降りて徒歩5分程度で伏見温泉に到着します。

 

 

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「ゆ」の文字を見ると、なぜかホッとするようになってきている自分がいます。もうね、パブロフの犬状態ですよ。「ゆ」を見るだけで体がリラックスを始めます。

 

ということで、暖簾をくぐって店内に入ります。

まずは、靴をロッカーにいれようと思うんだけど、鍵をかけていないのに靴を入れている人多すぎ。ここで一つイラッとしましたが、逆に考えると、とても治安がいいというか、悪さする人がいないということの裏返しなんでしょうね。

 

カウンターに到着すると、「いらっしゃい」ととても気さくに接客してくれて、さらにリラックスすることができます。とても嬉しいですよね。

 

お金を払って、いつものスタンプラリーの台紙を渡してスタンプを押してもらいました。いよいよ、残り5湯まできました。

 

脱衣所にて、銭湯の正装である全裸に着替えていざ浴室へ。

 

西日が入る浴室で、とても明るくて気持ちがいいです。

お湯もちょっと熱めということで、すっかり熱湯に慣れてしまっている体には、ちょっと物足りないところが、ちょうどいい感じです。

 

サウナも気持ちがよく、水風呂もヒエヒエです。

 

まぁ、なんというか、戦国時代の武将に例えると前田利家感が満載のお湯でした。

前田利家感というのは、尖った部分がなくすべてが平均以上という例えです。

 

あと、脱衣所でもロッカーに鍵をかけない人多すぎ。これはやっぱりいくら前向きに考えようとしてもイラッとするわ。

 

店名:伏見温泉
住所:札幌市中央区南17条西17丁目3-24
TEL:011-561-0887
営業時間:14:00〜21:30
駐車場:有  
定休日:月曜 第1.第3金曜

 

 

 

こう、前田利家感のあるところは、日記にしにくいなぁと思いつつ、雪道を歩いて市電に乗って帰りました。

【北区】渥美湯_200201【32/38】

私はお風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。ぬるいお湯も好きだ。水風呂が好きだ。サウナが好きだ。電気風呂も好きだ。浴室に流れる演歌が好きだ。深い浴槽が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。

 

32湯目は、北区の渥美湯さんへお伺いします。

北区のお風呂はこれで最後になります。地下鉄の駅に近いところが多くて助かりますね。渥美湯さんも地下鉄で向かいました。

 

土日祝に使える「ドニチカキップ」というのがあるので、いつもこれを使ってお出かけしているんですけど、SAPICAの地下鉄運賃一日上限を520円にすることができないのかといつも思うわけです。いちいち紙のきっぷを買うなんて令和なのになにやってるんだよって思うわけです。

 

www.city.sapporo.jp

 

札幌市さん、そろそろドニチカキップをデジタル化しかせんかねぇ・・・。

 

そんな思いを持ちながら、北34条駅に向かいます。

駅について、地下鉄の改札から218秒かけて階段を駆け上がったなら、そこに見えるは奥の湯さんです。

 

oryu.hatenablog.com

 

僕は、この札幌銭湯スタンプラリーをやるときに決めたことがいくつかあります。その一つが「はしごをしない」ということです。1日=1湯の決め事を崩さず取り組んでいます。

なぜかと申しますと、銭湯でスタンプをもらうことが目的ではなく、あくまでも日常(ライフスタイル)に銭湯を組み込むと楽しい毎日になるということを体験したいため、1日=1湯という普段どおりの生活に根ざしたスタンプラリーをすることにしました。

 

本当は、奥の湯さんでちゃっちゃと入ってそのまま渥美湯さんへ行くというのが効率的といえば効率的なのですが、あくまでも日常を崩さないので1日=1湯を決めました。

 

他のルールとしては、できるだけ車を使わないがあるのですが、まぁ遠いところはしゃーないわ。もし、春以降で、もう一回スタンプラリーをやるならオール自転車でやろうと思っています。僕のクロスバイクは伊達じゃない!きっと走りきれるはず。

 

そんなことを考えて渥美湯さんへお邪魔しました。

場所は、住宅街の一角という感じです。駅の近くで古い住宅がたくさんあるもんですね。駅の出口から徒歩10分くらいかな。冬で足元が悪くて大変でした。

 

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ラドン押しな渥美湯さんです。

 

店内に入り、カウンターで札幌銭湯マップを出したら、高齢の男性の方が「おおーー、頑張ってるねぇ、あと少しだね、頑張ってね」と声をかけてくださり、それだけでも本当にやってきてよかったなと思うわけです。

 

ただ、ちょっと高齢のため、後継者とかどうなっているのかなとか心配になってしまったりしました。判子を押す手からパワーを感じなかったんですよ。

 

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一生懸命に押してくれたんですけど、ちょっと薄いんですよ。いつまでも元気で銭湯を続けてください。でも、こうやって応援してくださるととても嬉しくなりますね。

 

それで、本日も一張羅の全裸に着替えてお風呂に突入です。

うん、比較的ぬるめ、水風呂もぬるめ、サウナはいい感じ。そんな要約です。

ラドン風呂って個室のイメージがあるんだけど、ここは開放的なラドン風呂でした。これはラドン風呂なのか?と思うのですが、壁にでかでかとラドン風呂って書いてあるのでラドン風呂なのでしょう。細かいことはいいんだよ。

 

銭湯という体験を日常に入れていくことは、人生を豊かにするものだと思っています。得られるのは、健康だけじゃなく、常連さんとのコミュニケーションだったり、店主さんとのコミュニケーションだったりと、色々とあるわけです。

 

最近、地方創生の流れの中で、サードプレイスがうんたらかんたらでカフェを作りたいとかたくさんあるわけだけど、サードプレイスなんてものは銭湯がその役割を果たしてきたわけで、みんな銭湯に行け。そこには自宅でも職場でもないあずましい空間があると思うわけです。

 

渥美湯さんからは、とても居心地のいい空間をいただきました。刺激的な熱めのお湯もいいけど、やんわりとした温めのお湯にのんびり入るってのはこれまた素晴らしいものですね。

 

店名:渥美湯
住所:札幌市北区北31条西6丁目2-17
TEL:011-736-6460
営業時間:15:00〜22:00
駐車場:有  
定休日:月曜

 

 

 

 土曜日の訪問ということで、お風呂の帰りに地下鉄白石駅近くの「恵美須商店」さんにていっぱい引っ掛けてから帰ることとしました。

www.tripadvisor.jp

こういう動きができるのが1日乗車券ですよね。

 

ここで舟盛りがおすすめです。

 

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うまそうじゃないですか。そしてカウンターでビールを頂いていたのですが、旅行者と思われる白人の人が店内に入ってきました。

 

彼は日本語を一切使えず、店員さんに話しかけていましたが、店員さんもちょっと厳しい感じでした。このお店のすごいことは、多言語対応したメニュー表を別に作っていたということです。すごいよね。

 

でも、この白人の彼がなんか困っているようでしたので、勇気を出して「May I help you?」と話しかけたんですよ。

 

そうしたら、彼(デイビッド)は、一人だったからなのか、僕が英語できると勘違いしたので、ひたすら僕に話しかけてくるんですよ。もうね、本当に疲れた。

 

デイビッド:「おすすめのラーメンを教えてくれ」

俺:「まちなかにあるQという店はアートだぜ」

デイビット:「雪まつりはいつからだ」

僕:「地元だけどよくわからんから今調べるな」

デイビッド:「Ryuseiいいやつだな、ビールをごちそうするぞ」

俺:「サンキュー、じゃ俺はハイボールをおごってやるぜ」

 

みたいなことで1時間くらい英語で話したんだけど、やっぱり無理だった。ひたすら脳が疲れた。第二外国語をしっかり話せる人って改めてすごいなと思いました。デイビッドは「Q」のラーメンを食べてくれたかな。北海道を楽しんでください。でも、少しでも札幌の楽しいことなどを一生懸命に話しました。プアな英語でごめんなと伝えたら「僕なんて日本語を一言も話してない。ありがとう」と言ってくれて嬉しかったよ。

 

でもな、日本に来るんだから少しくらいは勉強してこいや。一応、彼には銭湯をPRしておいたよ。白石駅付近に泊まってるということなので、共栄湯さんを教えておきました。

【東区】北光湯_200129【31/38】

私はお風呂が好きだ。夜の闇に現れる「ゆ」の文字が好きだ。古めかしい「ゆ」と書いた暖簾が好きだ。熱めのお湯が好きだ。ホースのないシャワーが好きだ。静かな空間が好きだ。一人になれるお風呂が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。

 

かくいう私は、銭湯の訪問について、このブログとともにトリップアドバイザーにも書いている。その理由は、「マイルが貰えるから」ということと「北海道人が北海道自慢をしたい」という2つの理由からだ。

 

しかし、トリップアドバイザーがいまいち社会実装されている感じがなくて、あまり知られていないというのが現実かもしれない。海外視察をしたときは、ほとんどの外国人がこの緑の画面をスマホで出してたから、世界の人は使っているんですけどね。

一点思うことは、このトリップアドバイザーにはSNS機能はいらなかったのではないかということです。もし、興味があれば僕のトリップアドバイザーも見てください。アカウントは下記のとおりです。

 

www.tripadvisor.jp

 

そんな銭湯自慢をネットに書いているわけであります。とはいえ、Webマーケティングん専門家ではなく、専門は経済学であります。

 

トリップアドバイザーは、観光のプラットフォームサイトとなっておりまして、今後の経済政策に観光が注目されているということですので、ぜひとも多くの人に北海道自慢を書いて欲しいと思っております。その蓄積が、じわじわと北海道観光に生きてくると思っているからです。SNSはどうしてもリアルタイム性が強い一方で、ブログや口コミサイトは蓄積できるというメリットがあります。その蓄積は、将来的な資産になると思っております。

 

一方で、観光政策において、重要視しなければならないのは、お金のリーケージ(漏れ)の部分です。最近話題となっている「サスティナブル観光」を考える際にも、観光リーケージが一つの課題と国連が示しています。現在の観光産業は、世界のGDPの10%を占める産業になると言われている一方で、観光収入が着地国でなく海外に漏出してしまう「観光リーケージ」が、新興国で40~50%、先進国でも10~20%に達するとのことです。

 

つまり、植民地経済としていくら稼いでもすぐにお金が漏れてしまう構造にするのではなく、観光で稼いだ金を地域で循環させることが非常に大事と言われています。

 

そんなことを考えつつ、東区の北光湯さんへお邪魔しました。

 場所は、札幌駅から徒歩圏内というまちなかに位置しています。駐車場も比較的広くてアクセシビリティも非常にいい銭湯だと思います。

 

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 ちょっとくたびれた建物でした。この立地ですから、マンションとして販売してしまえば、そこそこのお金が入るんだろうなぁとか思いながら、いきでいなせな店主が経営しているんだろうなぁとか邪推しながらお伺いしました。

 

いつものようにスタンプを押してもらって、脱衣場にて全裸に着替えて浴室へ進軍します。

 

第一印象として「あぁリーケージ」と思いました。いやね、シャワーもカランも水というかお湯が漏れてるんですよ。あちこちが漏れてる感じです。経済の部分は漏れてないんですが水が漏れているんですよ。

 

常連さんが多く、雰囲気がとてもよく、僕としては好きな銭湯なんですけど、なんか漏れてるんですよ。そんな感じです。

 

熱めの浴槽と水風呂で楽しみました。サウナはミストサウナでした。

僕はミストサウナがあまり楽しめないので、ほんの少しだけ体験して熱めの浴槽を楽しみました。

 

店名:北光湯
住所:札幌市東区北10条東4丁目5-1
TEL:011-711-2788
営業時間:15:00〜21:45
駐車場:有

 

 

さぁ、札幌銭湯スタンプラリーも残り7つとなりました。

いよいよ長かった旅も終りが見えてきました。

残りは遠いところばかりですが、最後まで銭湯を楽しもうと思います。