【北区】渥美湯_200201【32/38】
私はお風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。ぬるいお湯も好きだ。水風呂が好きだ。サウナが好きだ。電気風呂も好きだ。浴室に流れる演歌が好きだ。深い浴槽が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。
32湯目は、北区の渥美湯さんへお伺いします。
北区のお風呂はこれで最後になります。地下鉄の駅に近いところが多くて助かりますね。渥美湯さんも地下鉄で向かいました。
土日祝に使える「ドニチカキップ」というのがあるので、いつもこれを使ってお出かけしているんですけど、SAPICAの地下鉄運賃一日上限を520円にすることができないのかといつも思うわけです。いちいち紙のきっぷを買うなんて令和なのになにやってるんだよって思うわけです。
札幌市さん、そろそろドニチカキップをデジタル化しかせんかねぇ・・・。
そんな思いを持ちながら、北34条駅に向かいます。
駅について、地下鉄の改札から218秒かけて階段を駆け上がったなら、そこに見えるは奥の湯さんです。
僕は、この札幌銭湯スタンプラリーをやるときに決めたことがいくつかあります。その一つが「はしごをしない」ということです。1日=1湯の決め事を崩さず取り組んでいます。
なぜかと申しますと、銭湯でスタンプをもらうことが目的ではなく、あくまでも日常(ライフスタイル)に銭湯を組み込むと楽しい毎日になるということを体験したいため、1日=1湯という普段どおりの生活に根ざしたスタンプラリーをすることにしました。
本当は、奥の湯さんでちゃっちゃと入ってそのまま渥美湯さんへ行くというのが効率的といえば効率的なのですが、あくまでも日常を崩さないので1日=1湯を決めました。
他のルールとしては、できるだけ車を使わないがあるのですが、まぁ遠いところはしゃーないわ。もし、春以降で、もう一回スタンプラリーをやるならオール自転車でやろうと思っています。僕のクロスバイクは伊達じゃない!きっと走りきれるはず。
そんなことを考えて渥美湯さんへお邪魔しました。
場所は、住宅街の一角という感じです。駅の近くで古い住宅がたくさんあるもんですね。駅の出口から徒歩10分くらいかな。冬で足元が悪くて大変でした。
ラドン押しな渥美湯さんです。
店内に入り、カウンターで札幌銭湯マップを出したら、高齢の男性の方が「おおーー、頑張ってるねぇ、あと少しだね、頑張ってね」と声をかけてくださり、それだけでも本当にやってきてよかったなと思うわけです。
ただ、ちょっと高齢のため、後継者とかどうなっているのかなとか心配になってしまったりしました。判子を押す手からパワーを感じなかったんですよ。
一生懸命に押してくれたんですけど、ちょっと薄いんですよ。いつまでも元気で銭湯を続けてください。でも、こうやって応援してくださるととても嬉しくなりますね。
それで、本日も一張羅の全裸に着替えてお風呂に突入です。
うん、比較的ぬるめ、水風呂もぬるめ、サウナはいい感じ。そんな要約です。
ラドン風呂って個室のイメージがあるんだけど、ここは開放的なラドン風呂でした。これはラドン風呂なのか?と思うのですが、壁にでかでかとラドン風呂って書いてあるのでラドン風呂なのでしょう。細かいことはいいんだよ。
銭湯という体験を日常に入れていくことは、人生を豊かにするものだと思っています。得られるのは、健康だけじゃなく、常連さんとのコミュニケーションだったり、店主さんとのコミュニケーションだったりと、色々とあるわけです。
最近、地方創生の流れの中で、サードプレイスがうんたらかんたらでカフェを作りたいとかたくさんあるわけだけど、サードプレイスなんてものは銭湯がその役割を果たしてきたわけで、みんな銭湯に行け。そこには自宅でも職場でもないあずましい空間があると思うわけです。
渥美湯さんからは、とても居心地のいい空間をいただきました。刺激的な熱めのお湯もいいけど、やんわりとした温めのお湯にのんびり入るってのはこれまた素晴らしいものですね。
店名:渥美湯
住所:札幌市北区北31条西6丁目2-17
TEL:011-736-6460
営業時間:15:00〜22:00
駐車場:有
定休日:月曜
土曜日の訪問ということで、お風呂の帰りに地下鉄白石駅近くの「恵美須商店」さんにていっぱい引っ掛けてから帰ることとしました。
こういう動きができるのが1日乗車券ですよね。
ここで舟盛りがおすすめです。
うまそうじゃないですか。そしてカウンターでビールを頂いていたのですが、旅行者と思われる白人の人が店内に入ってきました。
彼は日本語を一切使えず、店員さんに話しかけていましたが、店員さんもちょっと厳しい感じでした。このお店のすごいことは、多言語対応したメニュー表を別に作っていたということです。すごいよね。
でも、この白人の彼がなんか困っているようでしたので、勇気を出して「May I help you?」と話しかけたんですよ。
そうしたら、彼(デイビッド)は、一人だったからなのか、僕が英語できると勘違いしたので、ひたすら僕に話しかけてくるんですよ。もうね、本当に疲れた。
デイビッド:「おすすめのラーメンを教えてくれ」
俺:「まちなかにあるQという店はアートだぜ」
デイビット:「雪まつりはいつからだ」
僕:「地元だけどよくわからんから今調べるな」
デイビッド:「Ryuseiいいやつだな、ビールをごちそうするぞ」
俺:「サンキュー、じゃ俺はハイボールをおごってやるぜ」
みたいなことで1時間くらい英語で話したんだけど、やっぱり無理だった。ひたすら脳が疲れた。第二外国語をしっかり話せる人って改めてすごいなと思いました。デイビッドは「Q」のラーメンを食べてくれたかな。北海道を楽しんでください。でも、少しでも札幌の楽しいことなどを一生懸命に話しました。プアな英語でごめんなと伝えたら「僕なんて日本語を一言も話してない。ありがとう」と言ってくれて嬉しかったよ。
でもな、日本に来るんだから少しくらいは勉強してこいや。一応、彼には銭湯をPRしておいたよ。白石駅付近に泊まってるということなので、共栄湯さんを教えておきました。