【中央区】さつき湯_200125【29/38】
私はお風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。風呂上がりのお水が好きだ。高い煙突が好きだ。古いけどきれいにしている床が好きだ。謎のエクササイズをするおっさんが好きだ。サウナも好きだ。きれいなお湯が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。
ついに、ファイナルカウントダウンに入っている札幌銭湯スタンプラリーとなっております。あのアントニオ猪木が引退するファイナル・カウントダウンも楽しかったよね。
ビッグバン・ベイダーのムーンサルトプレスを受ける猪木ってどこまでもすごいんだと思ったわけでありますってプロレスの話をしたらつきないので、この辺にしておきます。
いよいよ29湯目となりました。場所は、中央区に位置するさつき湯さんです。
残っている銭湯が遠い場所に位置しているため、どうしても週末の訪湯しかできなくなっています。普段は、ホーム銭湯の共栄湯さんと美春湯さんを行ったり来たりですよ。改めて思いますけど、白石区って住む環境として最高だと思いますね。
菊水駅→菊水湯
東札幌→共栄湯
南郷7丁目→美春湯
南郷13丁目→南郷の湯
地下鉄沿線にこれだけのいい銭湯があるんですよ。私の住む南郷18丁目にはないんですけどね。JICA北海道の近くに銭湯っぽい建物が残っているのをみているのですが、名前もわからないもんな。きっと、道営の白樺団地の人たちが使ってたんだろうなと勝手に予想しております。
そして、昔はひばりヶ丘駅の近くにもあったんだよ。ひばり湯という今でも忘れない名湯でした。熱くて冷たい水風呂とサウナという最高の組み合わせのところでした。
僕は、ひばり湯の最後の客だったんだよ。最後ということで写真も撮らせてもらったんだ。懐かしいね。その時の日記は上記のリンク先です。そうそう、やっぱりブログはライブドアのほうが使いやすいかなという結論です。
銭湯経営の裏事情というのがわからないので、なんともわからけど、廃業で減ることがあっても、もう増えることはないんだろうな。すごく寂しい。
そんなことを思い出しながら、地下鉄で「西28丁目駅」まで行きます。地下鉄の駅ごとに「ここでおりても銭湯あるやん」と思いながら向かいます。早くこの銭湯スタンプラリー終わらせて行きつけだけに通いたいよとか思ってます。
南郷13丁目→南郷の湯があるやん
南郷7丁目→美春湯があるやん
東札幌→共栄湯があるやん
菊水駅→菊水湯があるやん
と思いながら、西28丁目駅に到着しました。
ということで、途中のパチンコ屋さんで排便を行い、さつき湯さんへ到着です。
1956年創業なんでしょうね。看板に書いてあります。歴史ある銭湯ですね。でも、中はとてもきれいですよ。
早速、フォーマルな全裸に着替えて浴室へ進軍します。
まずは体を洗うためにシャワーを確保し、全身をきれいに整えてから流れ風呂に入ります。これは、大豊湯にもあるのと同じタイプかなと思いました。
うん、熱くていいお湯だぞ。うんうん。俺はこのような熱さでは熱いなんて思わんぞ。体がすっかりじじい仕様になってしまったので、いくら熱くても平気です。
札幌銭湯スタンプラリーの初期の頃、鷹の湯で熱すぎて入れないというか、腹が立ってた頃が懐かしいです。これくらいの熱さでは、なんとも思いません。というか、もっと熱くてもいいくらい。
そしてサウナに入って、一汗かいて、自分の椅子のところで休憩していると、謎のおじいさんが、めっちゃ空いてるのに、俺の隣で体を洗い出したんですよ。なんで隣なんだよと。
僕が頭を洗ったりすると水がおじいさんにかかるのもあれなので、一つ隣に移動したんですよ。だって空いてるんだもん。そしたら、そのじいちゃん、わざわざ僕の隣に移動するんですよ。
疑っては駄目だと思うんですけど、久しぶりにホモなのかと疑うしかないじゃないですか。なんで、俺の隣に来るんだよという気持ちですよ。
いや、疑ってはいけない。きっと、この場所は、このジジイのマイスペースであって、僕がそれを知らずに勝手に領海侵犯していたんだと思うことにしたんですよ。
そこで、とりあえず椅子を離れて、熱々のお風呂に浸かることにしました。
そうしたら、クソジジイときたら俺と一緒になってお風呂に入ってくるんですよ。
いやまじ、なんなんだよという気持ちになりました。
妖怪「隣に来る爺」を振り切るべく、サウナに行きましたら、爺は来ません。どうも熱波が弱点のようです。その一瞬のすきを突いて、全く別の場所のシャワーを獲得してこの野郎から逃げることに成功しました。
人生を豊かにすることには、「非日常」と「異日常」が必要であると聞いたことがある。
今日の体験は、非日常であったと言わざるを得ない。でもそれも楽しいことである。銭湯は楽しい場所である。ただ一つ思うことがあり、それは、銭湯という場所は、非日常でも異日常でもない、ただの日常であるということ。
みんなが銭湯を自らのライフスタイルに組み込むこと、これが銭湯という日本の大事な文化を未来につなげることだと思っている。
このブログで、インターナショナルとグローバルの違いというのを書いたことがある。地域に銭湯が残っていくということは、個性ある地域づくりにつながることである。グローバル化を目指すのは反対である。
あちこちの銭湯に行っているけど、特別なことじゃないんだよ。日常なんだ。たまに行く温泉が特別なことなんだ。いつもそのように思っている。
店名:さつき湯
住所:札幌市中央区北5条西24丁目3-11
TEL:011-631-5788
営業時間:14:30〜22:30
定休日:金曜