シン・Ryuseiは今日も雨を呼ぶ

札幌銭湯スタンプラリーに再挑戦しているのでその記録だったり他多数

【北区】福の湯_200119【28/38】

私はお風呂が好きだ。ラドン風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。風呂上がりのお水が好きだ。常連さん同士の会話が好きだ。ミストサウナも好きだ。きれいなお湯が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。

 

いよいよファイナル・カウントダウンが視野に入ってきた札幌銭湯スタンプラリーの28箇所目は、北区にある「福の湯」さんです。

 

www.fukunoyu.net

 

しっかりと自分の銭湯のWebをお持ちのところです。もちろん、初めてなので事前情報はゼロで訪問します。そもそもの話ですが、福の湯さんの住所が新琴似になっているのですが、新琴似の西区感は異常だと思うんです。白石側の東民にとっては新琴似も発寒も八軒も立ち位置がいまいちつかめないのです。

 

ただ、今回の訪問で新琴似が北区ということを知りました。これは大きいことです。札幌市民として知らなければならないことを知っていないと思わざるを得ません。

 

今は、スマホのナビがあればどこでも行ける時代になりました。本当に素晴らしいことだと思います。札幌銭湯まっぷの地図だとアバウトすぎて絶対にたどり着かないところまで訪問することができます。

 

世の中、インターネットで変わったわけです。今さら、昔に戻るなんてできっこないのです。それなのに、「地下鉄の中ではスマホばかりを見てー」という発言をするジジイイがいたりするから困ったものです。時代は確実に変化ています。だから、生き方やビジネスだって、しなやかに変化させなければならないのです。

 

それなのに、銭湯業界はどうでしょうか。なかなか、クリエイティブなビジネスだったり、時代に合わせたしなやかな(レジリエンスとでも呼べばいいだろうか)変化ができているとは思いにくいところです。

 

まぁ、それが銭湯の逆の強みなのかもしれません。いまだに昭和を思い浮かべることができるところが、僕が安心するゆえんなのもかもしれない。小さかった頃、父親と一緒に銭湯に行った思い出が少しだけあります。かなり時間が経ったけど、親はいつまでも親なわけで、父親はいくつになっても偉大な人です。銭湯には、そんなノスタルジックがいいのかもしれない。

 

忙しい毎日の週末に、ハンドルを握りながらそんなことを考えたりしました。そうだ、兄と父を誘って、親戚が一堂にあう機会を久しぶりに作ろうと思いつきました。家族で行く最後の旅行として東京に行こうと決めました。その話は夏頃にできるかなと思います。

 

そんなテクノロジーとノルタルジーのあいだを考えながら到着したのは青空と高い煙突の銭湯でした。

 

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この木質バイオマスのお風呂の素晴らしさだよ。家庭で灯油やガスを使ったお風呂に入るのは環境に良くないのよ。木質エネルギーはカーボンオフセットなんですよ。

 

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福の湯という看板が素敵ですね。

 

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建物は老朽化していると思います。あとは長く続くことだけを祈っております。このご時世、設備投資をしても資金回収が難しいと思います。時代に合わせたしなやかなビジネスモデルを作りにくい産業だと思います。

 

ただ、2018年のブラックアウトのとき、銭湯のありがたさを改めて感じたと思うんです。防災ではなく減災という意味でも銭湯は地域に必要だインフラだと思います。インフラなのですから、公共投資が入っていいと思うわけです。ロジカルに考えてもらいたいというのが僕の考えです。

 

さて、福の湯ですが、いつものように銭湯のドレスコードである全裸に着替えて浴室へ出陣です。

いつものように、体を洗うわけなのですが、シャワーがずーーっと冷たいの。まぁよくある話なので気にしません。

 

一通り体も洗って頭も洗ったので、いざ浴槽へ入ろうとしたんですけど、第一声が

 

 

あっちーーーって。

 

 

なんなんだよ。熱すぎだって。とはいえ、僕は藤の湯も攻略した耐熱性能の高さが自慢なので我慢して入ります。すると、僕同様に初めてと思われるハゲのおっさんが入ってきて、「あっっちいいいいーーーって」と声を出してて僕は苦笑いです。

 

すると、常連さんが「いや、今日は熱いですよ。特別に熱いです」と回答してました。これを聞いたとき、僕が喜ぶように熱設定をいじってくれたんだなと前向きに考えるんですが、控えめに申し上げて熱いんです。

 

あまりの熱さに目がクラクラするので水風呂で体を冷やしてから、サウナへ向かいます。ここのサウナは、ミストサウナなんですよ。湿式というやつです。僕はこれがあまり得意ではないんですよ。

 

そして、扉を開けてサウナ室へ入ったら、まぁいつものとおり背中絵画です。展覧会会場でした。しかも、杖をついたおじいちゃんまで含まれる展覧会。

 

なんというか、絵の時代の変遷を見ることができるという不思議な体験をするわけなんですけど、おじいちゃんの絵が花柄でちょっとかわいかったわけで、微笑ましく絵画同士の会話を聞いていたんですが、そのおじいちゃんは小指が両方ないからね。いや、まじで怖いって。始めてみたわ。

 

あまりに怖いので、唯一ぬるい浴槽だったラドン湯にはいりました。ここだけはゆっくり入れますね。

 

だけど、熱いわ冷たいは指はないわですっごいエキセントリックな体験をすることができました。やっぱり銭湯って最高ですよ。

 

店名:福の湯
住所:札幌市北区新琴似7条6丁目6-1
TEL:011-761-5097
FAX:011-765-0597
営業時間:14:30〜22:00
駐車場:有  
定休日:月曜

 

 

 

そんな福の湯の素晴らしい体験をして帰宅しました。

最近、某ネットで知ったホットサンドメーカーでの調理というのにハマっております。

 

まずは、普通のカセットコンロ用のガスボンベが使えるバーナーを購入しました。

 

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これですこれ。

 

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そして、激安店のアウトローで買ってきた鳥のもも肉を串に刺します。そしてホットサンドメーカーにぶち込みます。

 

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そうすると、数分でこんな最高な焼鳥ができあがるんです。ホットサンドメーカー最高じゃないですか。新たな楽しみが見つかりました。これはビールがはかどります。あぁ、人生楽しいな。残りの人生をしっかりとまっとうしようと思いました。