シン・Ryuseiは今日も雨を呼ぶ

札幌銭湯スタンプラリーに再挑戦しているのでその記録だったり他多数

【西区】滝の湯_200223【35/38】

私はお風呂が好きだ。熱いお湯が好きだ。ひえひえの水風呂が好きだ。静かな浴室が好きだ。サウナが好きだ。深い浴槽が好きだ。ゆっくりと時間が流れる風呂が好きだ。古くても手入れされている建物が好きだ。よろしい、ならば銭湯だ。

 

実は、滝の湯は二回目なんです。前回行ったときには、命より大事な札幌銭湯マップを忘れて行っちゃったんですよ。そのときにスタンプをもらえなかったので、再度の訪問となります。しかも、遠いのにな。

 

ここは、どうしても遠いので車で訪問となります。今回は、ちょっと雪が溶けてきてて中小路の路がわやだったんですよ。僕のFFのGOLFでは埋まるかと思いました。住宅街で埋まると悲惨ですからね。なんとか雪を越えてお風呂へ到着することができました。ほんと危なかったよ。

 

 昔、車屋さんで働いていたことがあるので、車で困っている人は積極的に助けるのが僕なんです。あずっている人がいれば引っ張ってあげるし、バッテリーをあげちゃった人がいたらジャンプさせたりします。

 

以前、冬道にあずっている車がおりまして、いつものとおりに牽引ロープで引っ張って救出したことがあるんですけど、今の人って、「引っ張られる側の挙動」を知らない人が多いなと感じたんです。というのも、車の牽引は、「引っ張られる側がブレーキを踏む事が大事」なんですよ。つまり、埋まっているところから脱出したら、すぐにブレーキを踏むというのが常識だと思います。しかしながら、以前に助けた人は、まったくブレーキを踏まずに突っ込んできて、とととととととッ止まれーーーッて念じても止まってくれなくてどこまでも僕に向かってくるのですが、僕もそれ以上逃げる場所がなくなってしまい、結局の所、僕の車まで突進してぶつけられたということがありました。

 

結局、その彼はJAFを呼ぶより高いお金を僕に払ってくれたわけですが、いい勉強になったことでしょう。

 

ということで、牽引される側がブレーキを踏むというのを覚えておいてね。北海道で車に乗るなら知っておいてほしいことです。

 

そんなことを思いながら、滝の湯へなんとかたどり着いたわけであります。ザクザクの中小路で死にかけましたが、なんとか到着しました。途中で南無三って何度も思いましたからね。

 

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ちょっと、くたびれた外観ですが、すでに二回目なので、安心して入ることができます。

 

今回も、カウンターへ行って札幌銭湯、まっぷを出して、「スタンプください」とお願いをしまして、建物と同様に年季の入った女性がスタンプを押してくれるわけなのですが、とにかくスローなんですよ。

 

スタンプを押すだけで、1分以上かかっていますからね。いや、スローなことはいいと思うんですよ。何でもかんでも世の中がファスト化し過ぎだと思います。銭湯くらい、のんびりとスローな時間を過ごしてもいいと思うんです。

 

それにしてもスローなの。マジで太極拳かと思うレベル。逆に動やったらそこまでゆっくりの動きをすることができるのかと不思議に思うレベルなんですよ。そんな年季の入った女性の動きを見ていたほんわかしました。

 

脱衣所にて、いつものようにフォーマルな全裸に着替えて、いざ浴室へ移動です。そして、前回同様のミスを犯してしまいました。

 

そういえば前回も同じことを体験したのですが、壁側のシャワーからお湯が出ないんですよ。中央のシマからしかお湯が出ないんですよ。うっかり壁側が空いてたから陣取ったんだけど、壁側のシャワーからいくらお湯を出してもお湯がでないんです。意味がわからないと思いますが、いつまでお湯を出しても水のままなんです。

 

とはいえ、こちらも二回目の訪問だし、札幌銭湯スタンプラリー完走寸前というある意味、銭湯玄人じゃないですか。銭湯マスターというか銭湯パラディンというか、銭湯元帥ですよ。さらに、温泉ソムリエの称号も持っていますからね。銭湯元帥っていいな。

 

その矜持があるわけですので、「ひゃぁ水しか出ないやーーー」というひょうきんな態度をとって場所を移るということなんてできっこないわけです。「私は、あえて、水を選んだ。」という益荒男のごとくの鬼のような表情にて、水のシャワーを浴びるのが正しい対応だと思うわけです。まさに、恥をかくのが恥ずかしいという陰キャならではの考え方でしょう。

 

なので、水しか出ないシャワーで体を洗ったり頭を洗ったりするんですが、いや、マジで寒いって。風邪しいちゃうよ。ほんと寒いよぉ寒いよぉ。なんでシャワーから水しか出ねぇんだよ。とはいえ、一度選んだ壁側から逃げるわけにはいかないし。心のなかでは、「逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。」と念じながら体を洗っておりました。

 

この水との戦いをなんとかしのいで、主浴槽に入るわけですが、すっかり体が冷えているじゃないですか、全身ヒエヒエになっているんですよ。ということで、入った瞬間に、「あっちいいーーーーーーーッ熱湯じゃねぇかぁぁああああーーーー」というわけです。

 

やけどしたかと思うような刺激が脳天を直撃するのですが、私として札幌銭湯スタンプラリー完走目前のある意味、玄人じゃないですか。銭湯元帥です。そこらへんのただの全裸の人たちに、熱くて苦しんでいるような恥を晒すわけには行かないんですよ。

 

あえて、わざわざ水のシャワーを浴びて、この熱さを楽しんでいるというふうに魅せなければならないと謎の考えを持ち始めて、やけどしそうな体を騙して「笑顔でニッコリ」するわけです。

 

どうみても頭のおかしい裸のおじさんです。

 

滝の湯を楽しむためには、わざと壁側の水しか出ないところに行き、熱湯に入るという、レアでツウでマイノリティな楽しみ方をするというのをご提案したい。

 

熱湯に苦しみながら入るわけです。藤の湯の熱湯や鷹の湯の熱湯だってクリアしてきたんだ。これくらいどうってことねぇよ。そう、世の中のことなんて大半はどうってことないんですよ。

 

私は、二十歳のときにJR白石駅のトイレで盛大にうんこを漏らしたことがあるんですが、この体験より凄まじいことなんて殆どないと思ってます。

 

blog.livedoor.jp

 

上記が14年前に書いた日記です。

考えてみれば、これ以上の恥はないよな。今さら格好つけても仕方がないと思い出しました。壁側で水のシャワーだったら「ひゃーーー冷たいよぉ、真ん中は温かいよぉ」と移動すればいいだけです。僕は、改めて生きることは恥をかくことというのを再認識しました。

 

体も熱さに慣れてきた頃に、サウナに入ってさらに汗をかいて、水風呂へ入って体を鍛えてとを繰り返しました。

 

どうぜ、スローな時間しか流れていない銭湯です。恥も汗もかいて、みんな元気になればいいと思いました。全裸のくせに、何を恥をかくのを嫌がっているんだって話でした。

 

店名:滝の湯
住所:札幌市西区発寒13条4丁目1-25
TEL:011-661-4727
営業時間:14:40〜22:00
定休日:月曜

 

 

 

いつものように楽しい銭湯でして、帰ってからは自宅アウトドア料理を楽しみましたとさ。

 

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くじらの刺身をホットサンドメーカーでちょっと炙って食べたり、

 

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せせりとビールを頂いたりと、こうやって毎日楽しく生きてます。